【使えば使うほど株がもらえる!?】カブアンドの仕組みとサービス内容を解説します
カブアンドってどんなサービスだろう?
もらった株はどうなるの?
このような疑問にお応えします。
カブアンドは、利用するサービス料金に応じて株がもらえるという新しいタイプのサービスです。もらった株が値上がりすれば大きな売却益を得られる可能性もあるため、話題になっています。
サービス開始は2024年11月20日からのため、詳しい詳細は明かされていませんが、速報で明らかになっている部分を紹介します。
この記事を見ていただければカブアンドの内容がわかり、いざサービスを利用するときにも、いいスタートダッシュが切れるようになるでしょう。
カブアンドとは何か?
カブアンドは、利用したサービスに応じて会社の株(正確には株引換券)がもらえるという新しいビジネスモデルです。主にインフラサービスを提供します。
いくつかの企業とパートナー契約を結んでおり、実際に電気やガスなどのインフラサービスを提供するのは、パートナー企業です。株式会社カブ&ピースは、仲介役のような立場となり手数料を得る仕組みです。
従来のサービスではポイントをもらえるものはありましたが、株をもらえるというサービスはありませんでした。前澤さんらしい、新しい取り組みです。ちなみにもらった株引換券は、株に交換せず割引ポイントとして使うこともできるようです。
会社の設立背景と目的
会社名 | 株式会社カブ&ピース |
所在地 | 本社〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 六本木オフィス〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 16F |
代表取締役 | 前澤 友作 |
設立日 | 2024年2月9日 |
資本金 | 30億円 |
従業員数 | 42名(2024年11月1日現在) |
株式会社カブ&ピースは、2024年2月9日に設立された新進気鋭の企業で、ZOZOTOWNの創業者である前澤友作さんが会社の代表です。「すべての人々に投資機会を」という理念のもと、従来の投資概念を覆す新しいサービスを展開します。
テーマは「国民総株主」。特に若い世代や投資未経験者でも、気軽に参加できる投資プラットフォームの提供を目指しています。
主要サービス一覧
主なサービスは、以下のとおりです。
- KABU&でんき
- KABU&ガス
- KABU&モバイル
- KABU&ひかり
- KABU&ウォーター
- KABU&ふるさと納税
これらのサービスは、生活インフラに関連する事業として管理・運営される予定です。順番に解説します。
KABU&でんき
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&でんき | 利用した電気代に応じて株がもらえる。 | 通常会員 1% プラス会員 2% |
今使っている電気と基本的には品質や安全性は変わらず、契約中の電気会社の解約手続きは不要で、簡単に乗り換えができます。具体的な料金はまだ明かされていませんが、概ね現在の料金と同程度になるようです。
昨今では電気料金の高騰が話題になっていますが、電気代が値上がりすればカブ&ピースの利益も増えることになり、結果として株価が上がり、消費者にも還元されるという可能性もあります。この構造がうまくいけば、カブアンドのサービスは電気料金の値上がりをも味方につけられますね。
KABU&ガス
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&ガス | 利用したガス料金に応じて株がもらえる。 | 通常会員 1% プラス会員 2% |
今使っているガスと品質・安全性は変わりません。現在契約中のガス会社への解約手続きは不要で、簡単に乗り換えできます。
ただ、地域によっては都市ガスかプロパンガスの違いなどで乗り換えできない可能性もあるので、サービス詳細が発表されたらよく確認しておきましょう。
KABU&モバイル
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&モバイル | 利用した携帯料金に応じて株がもらえる。 | 通常会員 10% プラス会員 20% |
ドコモ、au、ソフトバンクの回線から好きな回線が選択できます。端末と電話番号はそのままで、すぐに乗り換えできます。
今まで回線の不具合で、携帯がつながらなくなるトラブルに悩まされていた方は、これを機会に他社に乗り換えを検討する方も出てくるかもしれませんね。
KABU&ひかり
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&ひかり | 利用したインターネット料金に応じて株がもらえる。 | 通常会員 5% プラス会員 10% |
利用中のネット回線を工事不要で、簡単に乗り換えできます。工事が発生する場合でも実質無料になるため、新しくインターネット回線を契約したい人にも向いているサービスといえます。
ネット回線のスペックはまだ詳細がわかりませんが、こちらも現在利用者が契約しているものと同程度になるのではないでしょうか。
ちなみに、マンション・アパート等の集合住宅にお住まいの方で、まとめてネット回線に加入しているような場合でも、住んでいる集合住宅の規約によっては回線を乗り換えできる場合もあるみたいなので、興味のある方は確認してみるといいでしょう。
KABU&ウォーター
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&ウォーター | 利用したウォーターサーバー代金に応じて株がもらえる。 | 通常会員 5% プラス会員 10% |
上質な天然水サーバーや気兼ねなくたっぷり水が飲める浄水型サーバーなど、幅広いラインナップから選べます。自身の好みやライフスタイルに応じた水が飲めるようになります。
KABU&ふるさと納税
サービス名 | サービス内容 | 還元率 |
KABU&ふるさと納税 | 利用したふるさと納税額に応じて、返礼品と株がもらえる。 | 通常会員 1% プラス会員 2% |
寄付額に合わせて返礼品と株がもらえます。ワンストップ特例制度を使えば、確定申告なしで控除を受けられます。月々の固定料金ではないので、個人的には利用するのに一番抵抗がないサービスだと感じています。
ただ、前澤さんが動画内で話しているように、今後国から何らかの規制が入る可能性もあるので、ふるさと納税の株は今回だけになるかもしれませんね。
カブアンドの評判と口コミ
カブアンドの評判や口コミを見てみましょう。
SNSでの反響
代表の前澤さん自ら、様々なところで宣伝に出ているようです。堀江さんもYouTubeの対談内で「格安SIM(MVNO)は知らない人が多いので、どんどん盛り上げていきましょう」と言ったり、動画内で色々アドバイスをされたりと応援されているようです。
令和の虎の社長たちも、オール達成で賛辞のコメントをしていたので、前評判は上場といえるでしょう。
ユーザーの実際の声
Xでのユーザーの声を検索してみました。
今までにないビジネスモデルなのと、生活に関わるインフラサービスなので賛否両論あるようです。カブアンドがどうなるのか、始まってみないとわからないところがありますね。
競合との比較
電気、ガスなどのインフラサービスは、既にどこの会社も似たりよったりになっていますので、そこにカブアンドの競争優位性はないように思います。やはり、利用に応じて株がもらえるという仕組みが一番のポイントとなるでしょう。
もちろん、今後は他社より料金が安くなったり、プランの内容が良くなったりする可能性はあります。あとは前澤さんは抜群の知名度があるので、多くのユーザーに人気が出ればサービスもかなり広まるかもしれません。
カブアンドのビジョンと未来
カブアンドが市場に流通すると、どうなるのか考察してみました。
社会へのインパクト
まず、株を持つ人が増えればそれだけ国民の金融リテラシーも高まり、株式投資の市場が活性化する可能性があります。
前澤さんも動画で話しているとおり、今は日本国内で株を持っている人が少なく、資本主義の利益も一部の人が独占しているような状態になっています。
カブアンドを通じて、株の良さに気付く人が出てくれば、これまであった貧富の差も徐々に縮まってくるかもしれません。
新しい投資の形
今までは株に投資するには、証券口座を通してやりとりするしかありませんでした。しかし経験のない人にとっては、証券口座を開設することすらよくわからず、面倒なものです。
カブアンドでは電気や、ガス、携帯料金を使うだけで株が手に入ります。これらのインフラサービスを使っていないひとはいないでしょう。しかも、カブアンドでは株をもらうだけなら証券口座の開設が必要ありません(株を売却する時には証券口座が必要です)。
投資未経験でおっくうだけど、株を持ってみたいという人には向いているサービスといえます。
カブアンドに関するよくある質問
カブアンドに対して、疑問に思いそうなことをまとめてみました。
カブアンドは怪しい?
株式会社カブ&ピースは責任者の名前がちゃんと公表されていて、法人番号も登録されています。
投資家に対して判断材料となる目論見書も、公式サイトで公開していることからもよくある投資詐欺のようなサービスではないといえるでしょう。
参考:国税庁 法人番号公表サイト|株式会社カブ&ピースの情報 KABU&|新株式発行届出目論見書
注意点は?
カブアンドでもらえる株は未公開株ですので、会社が上場するまでは売ることができない点は注意が必要です。会社が上場できるかどうかは業績次第なので、取っておいた株がそのまま紙屑になってしまうこともある訳です。
損をする可能性もあるということは、念頭に置いておく必要があるでしょう。
株価や今後の展望
株価は、カブアンドがどのくらい市場に受け入れられるかによるため今の段階では何ともいえません。
ですが、カブアンドのポイントは通常の株と違い「未公開株」だということです。上場直後は、株価が急激に上がることがあるため、未公開株を多く持っている人は、多額の売却益を得るチャンスがあります。
ですが通常、未公開株は一般の人が手に入れられる機会がほとんどありません。ゆえに、カブアンドのようにサービスを利用するだけで未公開株をもらえるという仕組みは画期的なのです。
カブアンドは未知の可能性を秘めたサービス
カブアンドは今までにない取り組みで、多くの経営者やユーザーから注目を集めています。
まだ具体的なサービス料金や詳細が明かされていないため、判断は難しいですが、既存のサービスと内容がほぼ同じなのであれば、利用する価値はあるといえそうです。
これも一種の投資です。投資に絶対はないのであくまで自己責任にはなりますが、「未公開株を持ってみたい!」という方にはチャンスといえるかもしれません。
個人的には使いやすそうなふるさと納税が、気になります。興味のある方は、詳細が発表され次第、利用を検討してみるといいのではないでしょうか。