イーサリアムって何?初心者向けに解説します
「イーサリアム」はビットコインに次いで有名な仮想通貨です。
よく聞く名前ですが、「イーサリアムって何?」「ビットコインと何が違うの?」「何に使えるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。
そこで今回は、
・イーサリアムの概要
・特徴
・何に使えるのか
等を解説していきたいと思います。
初めての人もこの記事を読み終わる頃にはイーサリアムがどんなものなのか、わかるようになりますよ!
概要
イーサリアムとは厳密にいうと分散型アプリケーションというプラットフォームのことです。
また、そのプラットフォームで使われる通貨のこともイーサリアム(ETH)と呼びます。
開発者はロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリンという人です。
特徴
最大の特徴は以下です。
・権力に依存しないプラットフォームを持つ
・契約内容を自動で実行できる
分散型アプリケーション
イーサリアムの1番の特徴は権力に依存しないプラットフォームを持つことでしょう。
このプラットフォームは分散型アプリケーション(DAaps)と呼ばれ、ブロックチェーン技術により管理者を分散する為、従来のように企業や特定の管理者に権力が集中するのを防ぐことができます。
大量の個人データがFacebook社から流出したような事件を防ぐことが可能になる、という事ですね。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは契約の自動化の事で、
ブロックチェーン上にアプリケーションを記録する事で契約内容を自動で実行できるようになります。 将来的な可能性としては例えば、今まで物件を購入するときは不動産会社で契約の手続きが必要だったのがインターネット上だけで完結する、というような事が出来るようになる可能性があります。
何ができるか、生活での使い方
現状では(2022年6月現在)投資対象や、プラットフォーム内での通貨や手数料として使う場面が一番多いのではないでしょうか。 例 NFT、メタバースなど。
決済に関してはまだ実店舗で使えるところはほとんどないみたいですね。
仮想通貨を稼ぐ事のできるブロックチェーンゲームなどでも使うことができます。
ビットコインとの違い
・プラットフォームに使える
・発行上限がない
・送金時間が早い
・発行者がわかるか
大きな違いは利用目的ですね。
ビットコインが決済手段を目的として作られたのに対して、イーサリアムはプラットフォームを作ることを目的に作られました。
ビットコインの開発者は誰かわかっていませんが、
イーサリアムはロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリンという人とはっきりしています。
時価総額
イーサリアムの時価総額は仮想通貨の中でも2位と上位を保持し続けています(2022年5月9日現在)。
かなり値動きが激しいですが、価格は段々と上がっていっているようです。
仮想通貨の中でも人気なんですね!
THE DAO事件
仮想通貨に詳しくない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
実はイーサリアムは過去にICOという新規仮想通貨発行による資金調達をしようとした時に、ハッキングを受けたことがあります。イーサリアム自体ではなく、資金調達の為のプログラムに問題があった為です。 これを「The DAO事件」と呼びます。
結局、ハッキングが起こる前までブロックチェーンを遡り、分岐させること(ハードフォークといいます)でハッキング自体をなかったことにする措置がとられたことで事件は解決しました。
この時にイーサリアムは新しく分岐した今の「イーサリアム」と元々あった分岐前からの「イーサリアムクラシック」の2つに分かれることになりました。
似たような仮想通貨があると思ったらそういう理由があったんですね!
今後期待できる可能性
現在多くの会社がイーサリアムに注目しています。
「イーサリアム企業連合(EEA)」というイーサリアムを使いたい企業にサポートや協力をする企業連合があるのですが、イーサリアム企業連合には三菱UFJグループ、KDDI、NTTデータ、トヨタ自動車、マイクロソフトなど500社以上の企業が参加しています。
それだけ多くの企業がイーサリアムに将来性を感じているという事なので、今後発展していく可能性は大いにあると言えます。
まとめ
・イーサリアムは時価総額2位の仮想通貨!
・権力に依存しないプラットフォームを持つ
・色々な将来性がある
いかがだったでしょうか?
10000種類以上ある仮想通貨の中で時価総額2位というだけで、イーサリアムのすごさというのがおわかりいただけたのではないでしょうか?
今後も色々な事に使われていく可能性があるので、興味が出てきた方は無理のない範囲でイーサリアムを持ってみてもいいかもしれませんね。
それではまた!