NFTを購入できるメタマスク(財布)の作り方【初心者向け】
NFTを買ったりブロックチェーンゲームで使いたいんだけど、MetaMask(メタマスク)って何だろう? どうやって作るのかな?
今回はこういった悩みをもった方に向けて書いてみました。
・MetaMask(メタマスク)とは?
・MetaMask(メタマスク)の良いところ
・MetaMask(メタマスク)の悪いところ
・MetaMask(メタマスク)の作成方法【ブラウザ版】
・MetaMask(メタマスク)の作成方法【アプリ版】
・MetaMask(メタマスク)の使い方
・MetaMask(メタマスク)と連携できるサービス
この記事を見てもらえれば簡単に作れるので、興味のある方はぜひ自分のMetaMask(メタマスク)を作ってみましょう!
MetaMask(メタマスク)とは
MetaMask(メタマスク)とは、イーサリアム系の暗号資産やNFT(非代替性トークン)を入れておくインターネット上のお財布(ウォレット)のことです。
登録料、利用料が無料で使えるうえに、日本語にも対応しているので使いやすいです!
かわいいキツネのマークが目印で、パソコンとスマホどちらからでも使えます。
MetaMask(メタマスク)の良い点
良い点は、下記の通りです。
・無料で利用できる
・イーサリアムのトークンをまとめて管理できる
・様々なプラットフォームで使うことができる
・トークンのスワップができる
・手数料を自由に設定できる
無料で利用できる
メタマスクを使うにあたって利用料など、料金はかかりません。
全て無料で使うことができます。
スマホのアプリ版もあるので手軽に使えます。
イーサリアムの資産をまとめて管理できる
メタマスクはイーサリアム(ETH)以外にも、Polygon、BNBといったイーサリアム系の仮想通貨をまとめて管理することができます。
また、アカウント(ウォレット)を複数作ることができますので、「テスト用」「送金用」「保管用」といった具合に用途ごとに分けることもできるので便利です。
様々なプラットフォームで使うことができる
NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲーム、DeFi(分散型金融)など色々なサービスで使うことができます。
NFTを購入したい、ブロックチェーンゲーム内でアイテムやキャラクターを購入したいといった方は必ず作っておきましょう。
手数料を自由に設定できる
イーサリアム系の仮想通貨を取引する時にかかる手数料をガス代といいます。
簡単に言うと取引する送信時間が早いほどガス代が高くなるのですが、メタマスクではこの送金時間を調整することでガス代を調節できるのです。
イーサリアムのガス代は割高なので、取引の内容に応じてガス代を調節していきましょう。
トークンのスワップ(交換)ができる
メタマスク内で他のトークンにスワップ(交換)ができます。
取引所に送金してそこで交換する、といった手間を考えればメタマスク内で交換してしまった方が簡単で、手数料も安く済むことがありますので便利です。
仮想通貨・・・・管理者がいない、独自のブロックチェーンを使った通貨。
トークン・・・・企業や個人が発行した、管理者のいる仮想通貨。既存のブロックチェーンを使っている。
MetaMask(メタマスク)の悪い点
悪い点は、下記です。
・ 互換性がない通貨もある
・ハッキングに利用されたことがある
ビットコインは保管できない
メタマスクで使えるのはイーサリアム系の仮想通貨だけなので、扱えない通貨もあります。
代表的な仮想通貨であるビットコインもメタマスクでは取り扱うことができません。
対応していない通貨を保管したい時は、別のウォレットが必要である事に注意が必要ですね。
ハッキングに使われたことがある
2021年の4月にEasyFiというDeFiプロジェクトのウォレットから約80億円の仮想通貨が盗まれるという事件が起きました。
メタマスクはインターネットを利用したウォレットの為、ハッキングのリスクがあります。
メタマスクをサービスに繋げる時は、連携先のサービスが信用できるか、詐欺サイトでないか等をよく確認しましょう。
MetaMask(メタマスク)の作成方法【ブラウザ版】
メタマスクに対応しているブラウザはGoogleChrome、Microsoft Edge、Brave、FireFox、の4つです。
一番ポピュラーなGoogleChromeでの作成がオススメです。
まず、必ずメタマスクの公式サイトに入ります。
公式サイトにいったら右上の「Download」か左下の「Download for Chrome」をクリックします。
Chromeに追加をクリックします。
拡張機能を追加をクリックします。これでインストールが終わりました。
続いて、ウォレットを作成します。
開始をクリックします。
同意するをクリックします。
「ウォレットを作成」を選びます。
パスワードを設定します。設定したら忘れないようにメモしておきましょう。
利用規約にチェックを入れて「作成」をクリックします。
パスワードは忘れたり失くしてしまっても、再発行ができないので必ずメモしておきましょう。
動画を確認して、「次へ」をクリック。
続いて、シークレットリカバリーフレーズをメモします。
このシークレットリカバリーフレーズを忘れてしまうとメタマスクの復元ができなかったり、資産が取り出せなくなりますので気を付けましょう。
シークレットリカバリーフレーズを順番通りに並べたら「確認」をクリック。
これでウォレットの作成が完了しました!
MetaMask(メタマスク)の作成方法【アプリ版】
続いて、アプリ版のメタマスクです。
iphoneの方はAppStore、Androidの方はGoogleplayで「MetaMask」と検索しましょう。
ダウンロードして、開始をタップします。
「新規ウォレットを作成」をタップします。
パスワードを設定して、メモします。
パスワードは再発行できないので大切に管理しましょう。メモできたら「パスワードを作成」をタップします。
「開始」をタップします。
「開始」をタップします。
「表示」をタップしてシークレットリカバリーフレーズをメモします。
次に「続行」をタップします。
フレーズを順番通りに並べたら「バックアップを完了」をタップします。
これでウォレットの作成が完了しました!
MetaMaskの使い方
ここからはMetaMaskの使い方を解説します。
入金方法
MetaMaskに通貨を入金してみましょう。
今回はコインチェックの取引所から送る場合を例に、解説します。
まず、コインチェックでイーサリアムを購入します。
次に「暗号資産の送金」をクリックします。
送金する通貨を「Ethereum」にしたら「宛先を追加/編集」をクリックします。
「新規追加」をクリックします。
通貨を「Ethereum」にします。
「ラベル」は自分のわかりやすい名前にして、「宛先」にMetaMaskの「0x……」のアドレスを貼り付けましょう。
間違えないように手入力ではなく、コピペしましょう!
SMSを送信して、ショートメールで届いた認証コードを入力したら「追加」をクリックします。
あとは「送金先サービス名」や、「受取人種別」の項目を入力していき、「送金額」を入れて「次へ」をクリックすれば送金完了です。
もしも送金に失敗すると、失った通貨は戻ってきません。アドレスや通貨の種類が間違っていないかよく確認しておきましょう。
最初はきちんと宛先に届くか、少額でテストするといいですよ!
送金方法
今度はメタマスクからコインチェック取引所へ送金する場合の手順です。
まず、コインチェックにログインして「暗号資産の受取」をクリックします。
送金する通貨を選択して、「アドレスを作成」しコピーします。
次にメタマスクを起動し、「送金」をクリックします。
この送金先に先ほどコピーしたアドレスを貼り付けます。
金額を入力し、「次へ」をクリックします。
ガス代(手数料)が表示されるので、よければ「確認」をクリックします。
あとはコインチェックのウォレットを確認して、ちゃんと入金できていればオーケーです!
スワップする
メタマスクを使って仮想通貨を他のトークンにスワップする手順を紹介します。
まず、メタマスクを開き「スワップ」を選択します。
ネットワークが「イーサリアムメインネット」になっているか確認して、どの通貨をどのトークンにスワップするか選択します。
金額を入力して、「スワップの確認」をクリックします。
ガス代が表示されるので、確認して良ければ「スワップ」をクリックします。
しばらくするとスワップが完了します。
念のためウォレットを確認して、トークンが表示されていればオーケーです!
MetaMaskと連携できるサービス
メタマスクと連携できるサービスをいくつかご紹介します。
・Opensea(オープンシー)
・The Sandbox(ザ・サンドボックス)
・AxieInfinity(アクシーインフィニティ)
・Gods Unchained(ゴッズアンチェインド)
・PancakeSwap(パンケーキスワップ)
Opensea(オープンシー)
OpenseaはNFTや、ブロックチェーンゲームのアイテム、アートなどを購入できる世界最大のNFTマーケットプレイスです。
購入するだけでなく、誰でもNFTを作って出品することができます。メタマスクとの連携も簡単です。
あなただけのお気に入りの作品が見つかるかもしれませんよ!
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandboxは仮想空間の中を自由に行動して遊ぶゲームです。ゲーム内のキャラクターや、アイテムを自分で作ることができます。
作った作品はOpenseaなどのNFTマーケットプレイスで販売が可能です。
AxieInfinity(アクシーインフィニティ)
AxieInfinity(アクシーインフィニティ)はベトナムで生まれたゲームで、モンスターを戦わせて遊びます。
ゲームを始める時に3体のモンスターを購入するのですが、ここでメタマスクが必要になります。
「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」の先駆けと言われていて、フィリピンでは普通に仕事をするよりもアクシーインフィニティで稼いだほうが収入が高いという人もいるほどです。
Gods Unchained(ゴッズアンチェインド)
Gods Unchained(ゴッズアンチェインド)はブロックチェーンを使ったトレーディングカードゲームです。カードでプレイヤーと対戦して遊びます。
カードはNFTマーケットプレイスで売買が可能で、レアなカードは高値で取引されます。このゲームもメタマスクで連携可能です。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)
PancakeSwap(パンケーキスワップ)は管理者のいない取引所で、DEX(分散型取引所)と呼ばれています。
取引所に通貨を預けることで配当を得られるファーミングが利用できます。
秘密鍵などの情報を分散して管理しているのでハッキングのリスクが少ないことと、BSC(バイナンススマートチェーン)というブロックチェーンを利用していることから手数料が安いのが特徴です。
メタマスクなどの仮想通貨ウォレットを接続することで利用できます。利用する際はメタマスクのネットワーク設定を「BSC(バイナンススマートチェーン)」にしておく必要があるので、気を付けましょう。
MetaMaskに関するQ&A
なぜメタマスクが必要なの?
利用するサービスの中に個人の仮想通貨ウォレットが必要なものがあるためです(NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲーム等)。
ビットコインは送金できないの?
メタマスクはビットコインのブロックチェーンに対応していないので、取り扱いができません。ビットコインを個人ウォレットに移したい場合は、他の媒体を使いましょう!
アカウント名の変更はどうやるの?
手順は、以下の通りです。
ブラウザの拡張機能からメタマスクを起動して、右上のメニューをクリックします。
「アカウントの詳細」をクリックします。
鉛筆マークをクリックします。
好きな名前を入力したら、右側のチェックマークをクリックします。
「×」の閉じるマークをクリックします。これでアカウント名の変更完了です!
まとめ
最後にまとめです。
・MetaMaskは無料で使える
・イーサリアム系のブロックチェーンサービスを使う上では必須
・様々なサービスと連携できる
・ビットコイン等対応していないものもある
・取引所のウォレットよりハッキングリスクが低い
今回は以上になります。まだMetaMask(メタマスク)を持っていない方は、この機会にぜひ作ってみましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。