全てのデータは自分のもの!Web3のSNSを6つご紹介します
Web3のSNSってどういうものだろう?
どういうSNSがあるのかな?始め方を知りたいな!
こんな悩みを持った方に向けて書きました!
この記事を見終わる頃には、Web3のSNSとはどういうものなのか、またどんな種類のSNSがあるのかまでわかるようになりますよ!
Web3のSNSとは?
一言で言えばブロックチェーン上に構築されたSNSのことです。
Web2のSNS(中央集権型のSNS)は大企業が管理する権限を持っているのに対して(FacebookやTwitterなど)、Web3のSNSはユーザー同士で管理していくような仕組みになっています。
Web3のSNSの特徴
Web3のSNSの特徴を3つご紹介します!
中央管理者が存在しない
まず、冒頭でお話したようにWeb3のSNSには中央管理者が存在しません。ここが最も大きな特徴でしょう。
ユーザーの民主的な管理によって運営されるので、透明性の高いプラットフォームと言えます。
データを分散型ストレージに保管
2つ目はデータを分散型ストレージに保管しているという点です。
Web2では企業のサーバーでデータを管理していましたが、Web3ではブロックチェーンの技術によってノードと呼ばれる参加者たちの端末にデータを保管しています。
仮想通貨を実装しやすい
3つ目は仮想通貨を使った報酬システムを利用しやすいという点です。
ブロックチェーンを使ったプラットフォームなのでトークンや投げ銭機能といったシステムを簡単に使うことができます。
Web3 SNSのメリットは?
Web3のSNSはどこが優れているのか、メリットを挙げてみました。
コンテンツを収益化しやすい
まず1つ目は、投稿を収益化しやすいという点です。
従来のSNS、例えばYouTubeですが収益化するには登録者数が1000人以上、直近12カ月の間に再生時間が4000時間以上必要といった一定の条件があります。
それに比べてWeb3のSNSは企業が管理している訳ではないので特に条件はありません。その為収益化のハードルは低いと言えるでしょう。
言論の自由性がある
2つ目は言論の自由性が高いという点です。
例としてTwitterは個人の考えを発信しやすいプラットフォームですが、運営側の判断により明確な基準がないままアカウントが凍結されるなどで物議を醸したことがありました。
Web3のSNSでは管理する企業が一方的にアカウントを停止したりすることはないので、公平性という点では優れていると言えるでしょう。
ハッキングリスクが少ない
3つ目はハッキングリスクが少ないという点です。
中央集権型のSNSではデータを管理しているサーバーがもしハッキングされると、情報が漏洩してしまいます。
Facebookの個人情報漏洩が一時期、話題になりましたね。
Web3のSNSではデータをブロックチェーンを使い、分散型で管理しているのでハッキングのリスクは減っています。
システム障害に強い
4つ目はシステムの安全性です。
従来のシステムでは中央集権型のサーバーで一元的に管理しているので、何らかの障害があるとシステムダウンしてしまう可能性があります。
一方、Web3ではブロックチェーンのネットワークを使い、複数のノードでシステムを運営しているのでどこか1カ所がダウンしても大丈夫です。
サービスをトラブルなく稼働させるという点ではWeb3の方が安全性に優れていると言えます。
Web3 SNSのデメリットは?
逆にデメリットを検証してみましょう。3つご紹介します。
使うのにリテラシーが必要
Web3のSNSを使うにはブロックチェーンや暗号資産などのリテラシーがある程度必要になります。
まったく触ったことがない、という方は初めは少し敷居が高く感じるかもしれません。
法整備が進んでいない
Web3はまだまだ新しい技術の為、法の整備が追いついていません。
何か起こった時に対処の基準が不明確、といった問題がありそうです。
トラブルが起きた場合は自己責任
Web3を含め仮想通貨やブロックチェーンの世界は管理者がいない事もあり、リテラシーの低いユーザーを狙った詐欺があることも事実。
個人情報や資産を、自分自身で知識を身に着けて守っていかなければなりません。
Web3のSNSはどんなものがある?
いくつか例をご紹介します。
以下の6つです。
Steemet(スティーミット)
簡単に言うと、ブロックチェーンを利用したブログやSNSみたいなサービスで、投稿したコンテンツが良い評価をもらうと報酬が貰えるというシステムです。
いいねやフィードバックをもらうことでトークンを貰うことができ、また投稿を評価する側も報酬を貰える仕組みになっています。
AKASHA(アカシャ)
AKASHAはイーサリアムのブロックチェーンを利用したサービスでこちらも記事をコンテンツとして公開することができます。
ユーザーの投稿に対してETHで投げ銭をしたり、コンテンツ自体を売買できたりします。
Peepeth(ピーペス)
画像出典:Peepeth公式
Peepethはイーサリアムのブロックチェーンを利用したサービスです。
フォロー、フォロワーという概念もありTwitterに良く似ています。
Twitterと違うのは、いいねのかわりにETHを使ってチップを送ることができ、投稿した内容はブロックチェーンを使って永久的に保存されることです。Twitterとも連携ができます。
Distrikt(ディストリクト)
画像出典:distrikt公式
DistriktはInternet Computer(ICP)というブロックチェーン上に作られており、こちらもTwitterによく似ています。
つぶやき、いいね、拡散などの機能が付いています。サービスを利用したり、ステーキングをすることでトークンが獲得できます。
Mirror(ミラー)
画像出典:Mirror公式
こちらもブロックチェーンを使った記事公開サービスです。
仮想通貨のウォレットを使ってログインし、記事を書くことができます。書いた記事はNFTにしたりクラウドファンディングに使うこともでき、ビジネス的な使い方に役立ちそうなプラットフォームですね。
ALIS(アリス)
ALISは日本発祥の分散型SNSです。
イーサリアムのブロックチェーンを利用して作られています。
投稿した記事がユーザーにいいねされると信頼度が貯まり、ALISトークンが獲得できます。
まとめ
SNSはTwitterやInstagramも仮想通貨を取り入れ始めており、変化の兆しを見せています。
イーロン・マスクがTwitter社を買収したことで、中央集権型のSNSを離れようとしている人たちの流れもあるようです。
誰も言論を規制する管理者のいないSNSは、本来のインターネットの形に近いものです。
ブロックチェーンの技術が進むにつれ、Web3のSNSもこれから盛り上がってくるかもしれませんね!
最後までご覧いただきありがとうございました!